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2011年1月15日 (土)

映画「しあわせの雨傘」

「しあわせの雨傘」   フランソワ・オゾン監督
1月14日(金)  TOHOシネマズデーのため1000円で鑑賞

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ブルジョワな生活をしていた雨傘会社の社長夫人が、夫に代わって経営を任されてみたら、意外な才覚が発揮されて、でも男は……という話。

ぬるいコメディかなと見終わった直後は思ったけど帰りの地下鉄でぼんやり映画を反芻していたら違うんじゃないかなとピンと来た。以下妄想です。

1978年とか79年というまだ社会を動かすのは男でなければ当たり前な時代が舞台になっていて、その時代性を見間違うとただの女性上位映画で終わってしまうと思ったのです。

結果的にヨーロッパではその後サッチャーとか女性の宰相が生まれたりして女性が時代をリードした歴史もあるので、今作ではその先駆けのような女性の話なのです。だから男は徹底的に馬鹿で間抜けな存在に描かれて、唯一格好良く描かれる男も実はゲイ。

確かに古来から本当は女性だって強かったんですよね。嫌、女性の方が強かった。女性だって自己をもっていたし、今作で言えば浮気を重ねる夫をおっとり見守る奥さんだって実はマッチョな男が大好きで……とか。

でもそれを21世紀になって11年経った今振り返ってみると、そんなに女性だけが強くて優秀だったわけではないことも実感するわけです。「人生は素晴らしい〜〜」と唄うドヌーヴの姿が滑稽に見えたり……という監督のいじわるな視点があったのかな。という妄想ですが。

カトリーヌ・ドヌーヴの年齢の重ね方って不思議だ〜。洋の東西を問わずに、超美人女優さんてダイエットにダイエットを重ねて、鶏がらのようになっていくイメージがあるからさ。ヘップバーンだって浅丘ルリ子だってそうだもんね。それがドヌーヴさんは違った。今の松坂慶子に通ずる恰幅の良さ。太ってはいない健康的なふくよかさ。素晴らしい年齢の重ね方だと感嘆しました〜。

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受信: 2011年2月 9日 (水) 21時49分

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