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2010年12月13日 (月)

映画「クロッシング」

「クロッシング」アントワン・フークア監督
11月14日(日)サービスデーのため1000円で鑑賞

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アントワン・フークア監督の「トレーニングデイ」という2001年の映画は西海岸のギャングについて微に入り細に入り描写していてとても面白く見た記憶があります。その後の作品はイマイチぼくのアンテナには引っかからなかったので未見でしたが、今作でまた再会できました。

「トレーニングデイ」では西海岸のギャングを、今作では東海岸のニューヨーク・ブルックリンのギャングを描いています。調べてみると監督のアントワン・フークアはアフリカ系の人なんですね。アフリカ系ギャングを描きながらも、その眼差しには貧困ゆえギャングになるしかない若者たちに対する同情が感じられ、これは同監督ならではの視点だと感じましたし、これからも武器になるのではないかと思います。

3人の警官ののっぴきならない事情が最後に一つの場所で収斂されるという、まさに「クロッシング」なストーリー。最後の場所に3人が集まるというのはちょっと無理があった感はありますが、見事に着地させた脚本は最高です。久しぶりに手に汗握る映画を堪能しました。

もちろん、メインの4人の役者も文句なし。よくここまで人物を描き分けたと、やっぱり脚本に拍手です。マイケル・C・マーティンという脚本家の次回作にも期待したいです。

そうそう「トレーニングデイ」では新入りのフレッシュな警官を演じていたイーサン・ホークが、9年後の今作ではヤサグレ感たっぷりの警官を演じています。あんなにヒゲが似合わなかったのに、今作では最初からヒゲをはやして生まれてきたようにマッチしていました。映画は時の流れも楽しめるんですね。

でも配給会社に一言苦言を。
キム・テギュン監督の同名映画が春に公開されたばかりなのに、なぜ原題が「Brooklyn's Finest」である今作に同じ「クロッシング」というタイトルをつけたのでしょう。キム・テギュン監督の「クロッシング」は僕の今年見た映画の中ではベスト1級だったので、なんだかいちゃもんを付けられたか、挑戦状を叩きつけられたような気がして、正直気分が悪くなりました。作品が最高だっただけに本当に残念です。案の定Googleで「クロッシング」を検索すると2つの作品が入り交じった結果が表示されて、どちらの作品にも残念な状態になっています。

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