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2010年11月15日 (月)

映画「ブロンド少女は過激に美しく」

「ブロンド少女は過激に美しく」 マノエル・デ・オリベイラ監督
11月1日(月) 映画ファーストデーのため1000円にて鑑賞。

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叔父さんが経営する洋品店の経理係に雇われた主人公は、仕事部屋の窓から見える向かいの家の少女に恋をしてしまいます。なんとか出会いをセッティングをしてもらい結婚を誓い合いますが、叔父さんは結婚に反対するのです。叔父さんは反対を押し切って結婚を強行しようとする主人公をクビにしてしまいます。一念発起した主人公はアフリカに渡り一財産築いて帰国。改めて結婚の許しを得るのですが、実はね〜〜というストーリー。

すべて見終わって、なるほど、そういう物語だったんだ〜というのを楽しむ作品。物語を反芻すればするほどニヤニヤしてしまう所々に散りばめられた伏線。100歳の老人監督に「してやられた」感じがとても嬉しいのです。

以下ネタバレありです。

でもって叔父さんがこの少女との結婚を反対した理由を反芻していくのがこの映画の楽しみ方の一つ。そういえばハンカチが盗まれるし、カードゲームのチップが不思議なことに消えてしまうし。500日のサマーも同じで、恋をしちゃうと世界がぜ〜〜んぶミュージカルで、お花畑ルンルンルン。その人の本質を見ようとせず自分の主観だけで燃え上がっちゃうのです。主人公の後任の会計士は向かいの窓のブロンド少女に見向きもしないで仕事に没頭できちゃうわけですしね。叔父さんは年の功で少女の本質を見抜いていたということも想像出来ます。

そうそう、主人公が恋するブロンド少女が僕にはまったくエロく見えなくて、なんでだろうと考えてみるに、エロの小道具が「扇」だってことに行き着きました。つまりロリータ風なエロをかもし出すのに扇がアイテムになってるのです。羽がついたジュリ扇とはちょっと違うけどそんな扇。それがエロを表現すると。そんなバカな(笑)普通ロリポップですよね。チュッパチャップスですよね。だから100歳の映画なんですよ。本当オリベイラ監督、素敵過ぎました。

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