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2010年8月23日 (月)

映画「ルンバ/アイスバーグ」

ルンバ/アイスバーグ
ドミニク・アベル、フィオナ・ゴードン、ブルーノ・ロミ監督

8月17日(火) シネマイレージデイだったため1300円で鑑賞

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詳しいストーリーなどは公式サイトを参照してね

ベルギー映画。主演と監督も務めている2人は夫婦で道化師をしているそうです。公式サイトのインタビューを読んでみると僕なんかが想像しがちなサーカスのピエロとは違うみたいですね。

2作とも極力台詞を抑えて身体表現だけで物語を紡いでいきます。主演の2人とも手足がスラッと長いから表現が大袈裟に見えて可笑しいんですよ。つまり道化師というのは言葉を使わずにボディランゲージだけで人を笑わせるという職業なのでしょう。そしてそれをそのまま映画の表現手段としてつかったのが本作なんでしょうね。

身体表現だけで笑わせるというのは映画の原点であるサイレントムービーに通じるところがあって、確かにチャプリン(偶然週末に姪っ子と見たんです)やキートンの作品を思い出させます。また海岸や海水浴場が舞台だったりするので、ジャック・タチを感じたりしました。その辺は当然意識しているんでしょうね。

美男美女ではないし一見地味に見えるルックスの主役の2人なのですが、衣装や美術に原色を大胆に使っているため、2作ともカラフルでポップな雰囲気の作品に仕上がっています。これは日本映画も見習えますね。主役が地味だったら衣装と美術で冒険するという。

「アイスバーグ」はスピルバーグの「未知との遭遇」をモチーフにした作品で、ある時職場の冷凍室に一晩閉じ込められてしまった奥さんが、氷への愛に目覚めて家族を捨ててアイスバーグ(氷山)を目指す旅に出るという話。テーマが明確だっただけに、僕はこっちの方が面白く見られました。

もう1本の「ルンバ」は、ダンスコンテストで優勝したカップルが交通事故に遭遇して、女性は片足を無くし、男性は記憶喪失になってしまうという悲喜劇。こちらも面白かったのですが、記憶喪失ゆえのドタバタと、片足ゆえのドタバタという笑いのツボの部分が少し見ていてくどかったかな。

どちらの作品もパートナーのアイデンティティの消失を巡る映画になっていて、ただの喜劇に終わらせていないところがさすがだと思いました。

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