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2010年6月14日 (月)

映画「クレイジー・ハート」

クレイジー・ハート」スコット・クーパー監督

6月14日、東宝の日だったので1000円で鑑賞。

今回の「クレイジー・ハート」、ジェフ・ブリッジスが演じるカントリーシンガー「バッド・ブレイク」に男惚れで、映画の感想にならなかったですわん。ほらあれですアニメのキャラクターに対して萌え〜とかいってる人と同じ感じ。

落ちぶれちゃったアル中のカントリーシンガー「バッド・ブレイク」がドサ回りの日々なのです。おんぼろワゴンを運転して町から町へ。アメリカの道はどこまでも真っ直ぐ続きます。だからトイレもないから運転中のオシッコは水のボトルの中に。ライブ会場にようやくたどり着き、車を停めると大きな水のボトルにためたオシッコを駐車場にじゃ〜〜ってまくんだよね。

そんなドサ回りの生活をバッド・ブレイクは嫌ってないように感じたよ。だって、どんなに落ちぶれていても、どんなにアル中であっても、ドサを回る町には少ないながらも彼を待っている観客がいるんです。そして、観客たちは全員、バッド・ブレイクをリスペクトしているんです。だからドサ回りの町で彼は悪い思いはしないんです。ライブは盛り上がるし、ファンの女性と一晩ベッドを共にっていう日もあったり。地方紙の記者にインタビューを受けたりさ。

ふと思った、僕はアル中映画が好だってこと。「失われた週末」も「リービング・ラスベガス」も大好きな映画です。ただ、この映画のアル中描写は上記のアル中映画とはチョット違う、いや全然違う。

バッド・ブレイクはアル中なんだけど凄くキュートでチャーミングなアル中。暴れないしね、大声出して錯乱もしないしね。人に迷惑をかけないアル中。酔い方も可愛らしいよ〜。

んでもって、僕はこの映画の前半のドサ回りのシークエンスのすべてが嬉しくて素晴らしく思えました。最後までバッド・ブレイクのドサ回りシーンだけ見ていたいな〜と思いました。後にバッド・ブレイクが上がるフェスの大きなステージのシーンよりドサ回りの小さな飲み屋でやるライブシーンをずっと見ていたいな。そんなバッド・ブレイクのドサ回りだけで構成したライブ映画が見たいと思ったな。

そんでもってさ〜バッド・ブレイクをめぐる周りの人たちはみんな彼に異常なな程に優しい。その優しさが良いのですよ。

新曲を書けとせっつくマネージャーも優しい。お世話になった兄貴分に再起してほしいと手助けをする今や大スターの弟分も優しい。ドサで回る町々の人々も優しい。地元の飲み屋のバーのマスターも優しい。

つまりバッド・ブレイクは優しに包まれながら、幸せなアル中生活を過ごしてるんだよね。

ま、映画ですから当然のようにアル中からは脱出しなきゃならない、途中で恋をします、その恋もなんとかしなきゃならない、その恋のせいで物語がどんどん発展していきやがります。映画だからしょうがない。僕は物語が進行しないで、ずっとアル中でドサ回りしてれば良いのにと思ったのでした。酷いですね〜。

やっぱり愛とか恋は怖いですね。愛とか恋は酔って気ままに生きて行こうと思う人の心を折りますね。僕もその昔「結婚」という言葉一つで生きる意味すべてが呪縛に変わったことがあるからね。ま、そんな呪縛は言葉だけでしかないのはすぐに分かるんだけど。

しかし本当に良い映画でした。こんだけ感情移入した映画は久しぶりでした。

Photo
劇場に飾られていたジェフ・ブリッジスとT=ボーン・バーネットのサイン入りギター。

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